SFC修行に最適と言われている中国国際航空、通称エアチャイナ。
修行系のblogを見ても、「まあだめね」「こんなもんでしょう」の様な、いまいちな評価が多い。
しかし今回は泣く子も黙る(多分)A350。エアバスの最新型機材を中国国際航空が導入。
その長距離ヨーロッパ路線である、上海浦東→イタリア ミラノマルペンサ空港まで搭乗してきました。
ぁ、後ろにANA CARGOの機体が見える・・・。
*北京~ニューヨーク線 プレミアムエコノミー搭乗レビューもどうぞ('ω')
*北京~上海線 国内線ビジネスクラス搭乗レビューもどうぞ('ω')
乗った
A350は、787に比べるとほんの気持ち横幅が太い為、787と同じ機内配列でも余裕のある機内になっているという事です。
実際の所気づきませんけど・・。
深夜1時過ぎに出発する、上海浦東発。
ゲート前はゾンビで溢れかえっています。
そして相変わらずのVIPバス搭乗。
中国国際航空のVIPバスはなんかボロくてへたってる・・。
しかもふつーのマイクロバスなので、キャリーとかあると乗りにくくて、普通のノンステップバスに乗った方が楽なんじゃないか説。
エンジンでっか!!機体ピッカピカ!!
さすが導入されたての機材 おニュー感が半端ない。
ビジネスクラス機内
ヘリンボーン!怪しい照明!!
機内に入って驚くのが、1-2-1のヘリンボーンレイアウト。そして、とんでもなく大型なビジネスクラスの座席。
この座席は、ブリティッシュエアやチャイナエア(台湾)のエアラインが、「フラッグシップビジネス」的な所で導入している座席と同一です。
座席としては、コリンズエアロスペース社製のSuper Diamondと言う品名見たいです。
そして、寝る前だからなのか雰囲気を作っているのかわかりませんが、紫がかった照明。
今になって見返せば、この機材のイメージカラーが紫なのかもしれません。座席のモケットやエアチャイナの色と言いますか。
これが、中国系の航空会社なのか・・。
座席回り
まず目を引くのが、大型の座席。
縦型スタッガードだと、どうしても横幅が狭くなってしまいますが、この座席配列は横幅がデカい。そして3点式シートベルト。
2点式としても利用できます。
リクライニングはすべて電動。画面中央左側にある、タッチパネルモニターで操作します。
二人掛けを横から。
とんでもなく贅沢な座席です。
ブリティッシュエアの場合、壁とドアを設置しておりプライベートな空間になりますが、中国国際航空の場合は、設置されていませんでした。
座席コントロールタッチパネルの上に、2か所小物入れがあります。この中にコンセント、USBプラグ、エンターテイメントコントローラーが収納されています。
ふたを閉めてもケーブルだけ外に逃げれるように少しだけ浮いて閉まります。
顔のちょっと横には、読書灯。もちろん航空機側に設置された読書灯もあります。
セルフコーナー
大体飛行中のバーとかって、ギャレーに設置すると思うんですけど
この機材に限ってか、1列目の座席の真上に用意されています。
お菓子・カップラーメン・新聞等。
最前列は、ブロック席になっているので満席でなければここに人を座らせないようにしているのかと。
飛んでからは、チョコレートやミネラルウォーターが置かれていました。
ギャレーに行くと何も置いてない。
CAさんに、お水ちょーだい っていうと席まで持ってきてくれるって言う。
いやいや、その紙コップでいいからっていうも、席まできちんとサーブしてくれました。
画面・アメニティ類
画面でっか・・。
しかも4Kではないですが解像度は十分。
ウェルカムシャンパンにロクシタンのアメニティ。
この時点で、スリッパを履かせてくれています。
長距離線なので、すごくしっかりした毛布が用意されています。
寝るには文句ないのですが、マットレスが無い。
寝具にこだわってる会社には今一歩及ばず。まあ航空券の値段を考えれば上等すぎます。
お隣さん、斜め前を見てもこの個室感。
ドアがあればほんと最高なのにな。
機内安全ビデオが高解像度で流れますけど・・・
こんなに可愛いとはなヾ(≧▽≦)ノ
長い長い旅の始まり・・・
ってフライト時間が1時間短くなってる( ;∀;)
長距離線あるある。
トイレ
機材の新しさも相まって、しっかり綺麗なトイレ空間です。
ハンドクリーム 化粧水 お肌用クリーム。
着替え台も。
紙コップ可愛すぎだろ
近いうちに中国国際航空イメージキャラクターの鳳凰、火の鳥もこのパンダに乗っ取られる勢い。おそらく尾翼もパンダになるのも時間の問題かと。
機内WIFI
中国国際航空のA350では機内Wifiサービスが使えました。
ビジネスクラスかどうかは不明ですが、「無料」
一昔前までスマホの電源すら入れることを許してもらえなかったので、革命的なサービスです。
しかししかししかししかし!!
空の上でも中国の金盾が働いていて実質使い物にならず。
Unlimitedと書かれつつ使えるものなら使ってみろと言う遅さ&使い物にならない。
機内食
しっかりしたメニューを渡され、1回目の食事の時間と着陸前の食事の時間を確認されます。
ドリンクも確認されますが、追加はいつでもOK。
ミールメニューとドリンクメニュー、全部載せておきます。
拡大してちょ。
機内食メニュー
小腹がすいたら、カップ麺・ヨーグルト・チョコ・カナッペ類があるよー
ドリンクメニュー
コーヒーがあるんです!!コーヒー!!
え、そんなのどの航空会社乗ってもあるよって??いやいや、、
中国系の会社って「インスタントコーヒー」が多いんです。
けど、中国国際航空は、新しめの機材に乗るとドリップコーヒーが飲めます。
これとんでもない進化なんですよ(; ・`д・´)
でも下手な豆のコーヒーよりネスカフェゴールドブレンドを出された方が旨いかもしれない・・なんて思ってしまった。
夜?ごはん
飛んでから4時間くらいしたら一回目の食事を出してもらいました。
超気になっていたので、「コーヒー」を注文しました。あ、違う
「ローステッドコーヒー」と言いました。じゃないとネスカフェ持ってくるからねw
一応夜食扱いなのか、あんまりボリューム感も無い感じでまあ体で言ったら朝の5時位だから、ちょうどいい感じ。
煮込まれたビーフは美味しかったです。
朝ごはん
食って寝てまた気づいたら飯。ってか熟睡。
すごい座席だ・・・。
テーブルクロスが敷かれオレンジジュースと水。
このミネラルウォーター、中国で1番高いと言われてる水。
チベットウォーターです。いい感じのスーパーに行かなきゃ置いてないですね。
朝ごはんは中華を選びました。
中国搭載の中華朝食なんでハズレの確立低いかな、と言う事で。
案の定美味い。
おかゆにザーサイを入れて、肉巻きにソルテットエッグ!いいセットだ。
そして、ローステッドコーヒーをオーダー。
普通に美味い。
夢心地
お腹いっぱいで飯食い終わってからゴロゴロするこの幸せ。
足元までしっかり広い座席なので、両足をくっつけて寝る必要がありません。
ごーろごろ('ω')
外を見ると超絶綺麗なアルプスの山並みが・・・。
もうすぐ着陸
あぁっ 着いちゃう着いちゃう
夢のような時間が終わってしまう
ヨーロッパらしい風景を見ながら、あー来たなと、回想しつつ・・。
てか新千歳の着陸前と風景おなじじゃね
着いた
ミラノ空港に着陸。
タイ国際航空のA350、先に北京から来ている同士エアチャイナのA330が。
L2ドアから降機。
うーん、マジでいい座席これ。
入国はソッコー終わり。
てかイミグレが窓3,4個しかなかったんだけど混んでるときの事考えるとゾっとする。
何も聞かれずハンコポン!
EU民は自動ゲートですいすい。
荷物受け取ってからは、マルペンサエクスプレスで一気にミラノ市内へ。
クレジットカードのコンタクトレスが使えるので、切符要らずです。
どうよ?
最新型のA350、かつビジネスクラスシートは他社ビジネスクラスのフラッグシップ級の物を採用。
最近では、北京~シンガポール線や、日本線にも飛んできている様なので、
はっきり言って
「 乗 り 得 」
美味しいコーヒーが機内でも飲めるようになっていますので、この機材でしたら積極的に中国国際航空を使っていく価値があると思います。
アテンダントさんのサービスも上々で、笑顔で接してくれて全く文句ありません。
飲み物を追加で頼んでも舌打ちされません。(*‘ω‘ *)
また、中国国内線では、国際線機材・国内線機材見境なく飛ばしていますので、
北京~上海路線など幹線には、この機材が入ります。
大当たりですね。
日本発着のエアチャイナでヨーロッパビジネスクラス往復だと、20万円代半ばから出ています。
日系で行くと、大体40万円↑。
北京か上海で乗り換えのデメリットはありますが、いい機材と乗り換え空港でのラウンジを楽しめるのであれば、悪くない内容ではないでしょうか?
また、乗り換え時間をあえて長くして、中国国際航空の乗り継ぎホテル宿泊無料サービスを利用して、ついでに観光しちゃうのもアリです。
なんつったって、宿泊費用が無料なんですから。
ビジネスクラスに乗るといいホテルが指定されます。
と言うわけで、中国国際航空のA350、一押しです。